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アジア立命館太平洋大学は、学校法人立命館が設立した大学です。
2023年現在、アジア太平洋学部、国際経営学部、サステイナビリティ観光学部、3つの学部があります。
世界各国から留学生が集まり、外国籍の学生が半数を占めています。
教員も約半数が外国籍という多様性に満ちた大学です。

【APUで実施している推薦 一覧】

3つの入試方式を、全ての学部で実施しています。

アジア立命館太平洋大学(APU) 
志望理由書①

私は将来、日本の文化で人々が世界と繋がり、次の世代に明るい未来を届けるという目標を達成させるために貴学を志望する。
私は日本の文化の中でも、日本のエンターテイメントを用いて日本から世界に影響を与えたいと考えている。

アメリカのロサンゼルスで行われたアニメエキスポでは2023年には35万人の来場者が訪れ、入場チケットは完売した。日本を訪れるきっかけのひとつとしてアニメや漫画は高い割合を占めている。
しかし日本のコンテンツにおける市場はまだ小さく、言語や文化の違いで正しく日本の文化が理解されないという問題も抱えている。
私はコンテンツをさらに広げるためには、まず他国の文化や考え方を理解し発信することが必要だと考える。
また、データでは日本の将来が良くなると思うと回答した人はわずか13.9%と他国に比べて低い水準である。
私は日本の海外への発信力を高めることで次の世代に日本を誇りに思ってもらい、日本、世界を変えていきたい。この目標を達成するため、高校在学時に漫画「ドラゴン桜」をプロデュースする活動に参加した。

アジア立命館太平洋大学(APU) 
志望理由書②

私は日本の伝統芸能をグローバル化した現代に受け入れられる形に再構築する。
平成15年に内閣府が行った文化に関する世論調査の結果によると伝統芸能に非常に興味あると答えたのは約10%のみであり、特に20代での割合は7%以下であった。
もし私がクラスメイトに「能って何?」と質問したとして、きちんと答えられる人は一人もいないだろう。

それだけ現在伝統芸能は日本の中で存在感を失っている。つまり、日本の伝統芸能のあり方の再構築は急務である。
私の叔父は能楽師であるが、コロナの影響で講演が行えず財政的に厳しい状態だった。
そこで私は高校や小学校で能楽を広めるためのワークショップの開催を企画し開催した。ワークショップは非常に盛り上がったが、結果として自分から能楽を見に行ったという人は0。古いだけの芸能や文化は淘汰されるべきなのかとも考えた。
しかし、私は自信をもって言える。伝統芸能は日本に必要であると。2022年の11月~12月にGMOリサーチが日本に外国人が行きたい理由を調査したところ、第一位が独自の文化体験であった。更にパリでは今能が非常に高く評価されており、『ジャポニスム2018-響き合う日仏の魂-』では、約700人のフランスの人々を集め、屋根や柱、舞台、橋掛りまで日本から持ち込み、能と狂言を5日連続して開催した。

アジア立命館太平洋大学(APU) 
志望理由書③

私は将来日本の企業や組織が従業員や取引先の国際化に対応し、国際化する日本の労働市場における生産性の維持・向上するために貴学の国際経営学部を志望する。
日本の現状として、1人当たりのGDPが2022年時点で世界ランキング31位と非常に低い順位となっている。

更に、少子高齢化の影響で労働者の人口が年々減少しているため、将来的に日本は従来の経済水準の維持が非常に困難であると推測できる。
そのため、労働人口の確保として在日外国人の母数は増加することになる。実際様々な先進国において労働力確保のための移民数は増加しており、ドイツ、カナダやオーストラリアなどが例にあがる。
外資系企業等の既に国際的背景がある会社等は在日外国人の労働資源としての活用に成功しているが、実際未だ数多くの在日外国人を雇用する企業における法的なトラブルや想定以下のパフォーマンスに留まってしまうケースが多々発生している。
更に、イギリス等では雇用が原因で現地人と移民の対立が深まっており、それが治安低下にもつながっている。日本は今その瀬戸際だと私は考えており、実際に違法滞在している技能実習生の違法行為は目立つ。
そこで必要なのが企業側と人材側両方からのアプローチである。
人材側に関しては往々にして語学学習の重要性のみ焦点が辺りがちだが、実際に彼らが労働力として活躍するためには日本的文化背景や組織背景への理解、更に専門的なスキルの習得が求められる。企業側には、従来の人事評価システムや勤怠管理では通用しない人材へのアプローチやIT化への対応を早急に進める必要がある。

アジア立命館太平洋大学(APU) 
志望理由書④

多国籍・多文化国家になり行く日本における、持続可能な社会の形成に貢献できる人材となるために、貴学のアジア太平洋学部への入学を志望する。
きっかけは、苦しい家計を救うために子供を置いて日本へ来た技能実習生の夫婦の夫が、日本で同じ国籍の元技能実習生に殺されるという事件を知ったことである。

その後、私は在日外国人関連の知識と情報の収集、更に実際に在日外国人の支援を大学教授と行うプログラムにも参加した。
現状日本は、外国人労働力の確保を拡大するために、短期的な移住における在留資格を設け、外国人人材の受け入れを行なっている。例として技能実習生を挙げるが、令和4年時点で、技能実習生は全国に約32万人在留しており、今後も増加していくだろう。しかし技能実習生(移民)による犯罪や、対立などで治安が悪化している。
移民政策で失敗したと言われているイギリスは、伝統的に移民に寛容な国と認識されているのに加えて、当局の管理が甘く自由度が高いため多くの移民が流入した。その中で、考え方や文化の違いが生んだ移民と自国民の間での対立によって、内戦や暴動が起こった。日本もこのままの状態だとイギリスと同じような状況に陥ってしまう。
オーストラリアも多くの移民を受け入れてきた移民国家であり、人口不足や労働者不足の問題を、移民受け入れによって解決してきた。その中で、スーパーマーケットでの各国の食材の販売や宗教上の食習慣に配慮した商品の販売、多国籍エリアと各国のイベントの開催など、諸外国の文化と日常的に触れ合える機会を作ってきた。このようにオーストラリアは、多文化共生に向けて様々な取り組みを行ってきた。

アジア立命館太平洋大学(APU) 
エッセイ①

私は高校時代に企画力やデザイン思考を身に付けるための活動をしてきた。高校1年時に福岡で「未来創造チャレンジプログラム」、高校3年時に「業界のプロが語る 漫画とアニメの世界」というプログラムに参加した。
1つ目の「未来創造チャレンジプログラム」では九州大学の学生と高校生数名でグループを組んで福岡市の博多駅周辺のバス停の問題を発見し、解決のアイデアを出す取り組みをした。

最初に、自分たちでバス停の問題点を予想した上で、実際にバスターミナルに行き観察した。
現地で観察することで、現状の課題点が明確になったと同時に、高速バス乗り場では多言語での音声放送等の工夫もされていることが分かった。その後、予想していた問題と実際に観察して気づいた問題点を照らし合わせ、より良いバス停が生み出せるようにアイデアを出していった。
そしてグループでアイデアをもとに理想のバス停を考え、模型を作り九州大学の教授に発表した。さらに、自分のアイデアをうまく広めるためにストーリーボードという4コマ漫画式でアイデアを伝えることで人々の印象に残るように理解してもらうことができた。このプログラムを通して、ユーザーの視点に立つためにあらゆるモノに対して観察することでユーザーの真のニーズや価値を可視化できるということを学んだ。
2つ目に「業界のプロが語る漫画とアニメの世界」のプログラムではアニメや漫画といったコンテンツを売り出すときのプロデュース手法を学び、実際に記事を書いてプロデュースを行った。プログラムを通して学んだことは、主に売り出すものの本質を理解する方法やマーケティングの仕方である。特に物事を多角的に見る力、問題発見能力が大切であると分かった。またこのプログラムと取り組みの一つとして漫画「ドラゴン桜」の専売記事を書き漫画「ドラゴン桜」のブログに掲載した。

アジア立命館太平洋大学(APU) 
エッセイ②

私が高校時代最も力を入れたのは高校や小学校での能楽ワークショップの企画・提案・遂行である。私の従兄と叔父が能楽師であり、コロナで全く講演が行えず消滅の危機にあった。
そこで私は小学校や高校に体験型の能楽のワークショップを提案し、開催した。

催における最大の困難は、各団体との調整役である。高校や小学校の生徒のスケジュール、能楽師のスケジュール、更にワークショップの時間配分等、提案者として多くの側面を自分自身で管理しなければいけなかった。
当然、各団体それぞれの事情があり、何度も実施が出来ないかもしれない自体に直面した。
しかし、どうにか能楽を日本の若い世代に知ってほしい、つぶしたくないという思いから様々な人を巻き込んで、一つの目標を達成できた。ワークショップ自体も非常に好評で、ワークショップ後には能の実際の演目を同級生が見に来てくれた。ここで私は将来の夢と他者を尊重した上で巻き込む力やその上で目標をやり抜く力を得た。
学べるような支援をしてきた。
更にボランティアの実践に留まらず、高校の探究活動を通して学校の特別支援級にインタビューをさせてもらい、レポートを通してインクルーシブ教育を学び、理論的にも在日外国人の子供を支えようと学習を深めた。
これら体験で異なる文化や価値観を理解し、更に課題を明確にしたうえで情報収集する力を身に着けた。